「ワーホリに英語力は必要か?」についての考え

英語


こんにちは、Yanagiです。

今回は私がカナダのバンクーバーへワーホリに行った経験から、「ワーホリと英語力」についての考えをまとめました。

ワーホリを考えている方、行ってみたいけど英語が不安という方という方は是非ご覧いただきたいです。

【結論】ワーホリに英語力はいらない。行きたいなら今すぐ行こう。

はい。
ワーホリに英語力、いらないです。

もし、あなたが英語力に不安があって行くのをためらっているのであれば、それはとてももったいないことです。
単語をもっと覚えてから、リスニングができるようになったら、TOEICでいいスコアが取れたら…
まだ早い、もう少し後でという考えはタイミングをずるずる先延ばしにしてしまいます。

なので、もしワーホリに行ってみたいなと少しでも思われているなら、さっさと行ってしまいましょう。

ここから先は、なんで英語力がいらないのかということをつらつら書いていきます。

理由① 行ったら話せるようになる

というかむしろ、行かないと伸びません。

私も当初、ワーホリに行く前はかなり不安でした。
しかしいざ行ってみると何の問題もなく、英語力が理由でワーホリに行くのを先延ばしにするのは勿体無いなあと思っていたものです。

結局、言語というのコミュニケーションのツールなので、どれだけ一人で勉強を続けても「話せる」ようにはなりません。
 (現在はChatGPT-4oが無限に英会話相手になってくれるので話が変わってきましたが)
もちろん勉強を続ければ、覚えている単語も増えるし、難しい長文を読めるようになるし、リスニング力も上がるとは思います。
ですが、実際の会話ではそんなものはあまり役に立ちません。

なぜなら、リアルな会話では難しい単語は使わないし、言葉以上に表情やその時の状況、身振り手振りによって人間はコミュニケーションをしているからです。

じゃあ英会話スクールは?という声もあるかもですが、ワーホリに行く準備として必要かと言われると、そのお金と時間はワーホリに当ててさっさと行ってしまった方がいいのではと個人的には思っています。

英語圏以外へ海外旅行に行かれたことがある人は共感していただけると思うのですが、お互いの言語が全くわからない状況でも、なんとなく伝わる時があります。少なくとも喜怒哀楽やYES・NOはわかります。

また、あなたが英語をうまく話せなくても、相手があなたを無碍に扱うことはありません。
(たまにそうでない人がいますが、そういう人は人としてアレなので放っておきましょう)

考えてみてください、街中で外国人旅行者が困りながら拙い日本語と身振り手振りであなたに何かを訴えている時、あなたはそれを冷たくあしらうでしょうか。全て理解できなくとも、一生懸命聞いてあげようとするはずです。

あなたがネイティブレベルで英語ペラペラでない限り、多くの人はあなたに合わせて喋るスピードを調節し、単語を選び、文章を簡潔にして伝えるようにするはずです。

英語の環境に身を置くことで、最初は全く喋れなくとも段々と英語というものに慣れてきます。

町で買い物をする時、看板を見かけた時、ルームメイトやホストファミリーの話し声を聞いた時、あなたの脳は自然と英語を吸収していきます。
そうすると、日常はわりと定型文でできているんだなということに気づきます。

どこかで聞いたフレーズやリアクションを真似してみたりして相手にちゃんと伝わったという経験、それらの積み重ねが段々と自信になっていきます。
気がつけば「英語を話す」なんてことは特別なことではなくなり、勝手に話せるようになっていると思います。

ただ一つ言うとすれば、自分から英語に触れていくと言う姿勢は必要かなと思います。
ルームメイトやホストファミリーと積極的に話してみたり、日本人だけじゃない職場に変えてみたり、街中で見かけた単語を調べてみたりと、その地でしかできない経験を積み重ねていくと言う姿勢です。

そうすれば、英語はあなたの得意分野になっていることと思いますよ🐱

「そうはいっても渡航先でやっていけるか心配」という方のために安心していただきたいのですが、
渡航先にも日本人コミュニティがあり友達作りや仕事探しも日本語だけでいけることが多いです。


もちろんあなたが行きたい国が、英語圏以外で日本人があまり多くない(北欧など)のであれば話は別です。
しかし多くの場合、ワーホリに行くということで挙げられる国はカナダオーストラリア、最近基準の緩和されたイギリスになるだろうと思います。
そうした国の都市部であれば、日本人のコミュニティ(仕事探しや家探しなどの掲示板等)があり、仕事も日本食レストランであればスタッフはほぼ日本人という状況が多いです。

理由② ぶっちゃけ英語話さなくても生きていける

これは元も子もない話ですが事実です。

理由①の最後にも書いたように、現地の日本人コミュニティが助けてくれるので、カナダのバークーバーやトロント、オーストラリアのシドニーなどの都市部であれば、オール日本語でもいけるくらいな勢いです。

実際私も、最初はラーメン屋のキッチン業務をしていたのですがキッチンのスタッフは全員日本人でした。週40時間のフルタイムで働いていたので、カナダに来たのに日本語しか話していないと言う日がずっと続いてた時期があったくらいです。

良い悪いとかではないのですが、私はもっと英語を浴びたいと思ったので1ヶ月ほどで日本人のいないローカルの職場に転職してしまいました。

なので、全く英語が話せなくても全然生きていけます。
実際、ワーホリに来て最初の仕事先として日本食レストランを選ぶというのはほとんどの方が選ばれる道だと思います。そして少し慣れてきたら別の仕事を同時にやってみたり、時間的にきついなとなったら新しい方に注力したりと言う感じです。

※そんな軽く仕事を辞める・変えるなんて大丈夫?、と言う方がいらっしゃった場合のために書いておきます。
「合わなかったら仕事を変える」という考えが元々ある社会で、1年ほどで人が入れ替わるワーホリ制度で人員の多くが成り立っている飲食店(特にラーメン店や日本食レストラン)では、スタッフは目まぐるしく入ったり辞めたりしているので、全く気にしなくて大丈夫です。

他にも、実際に英語を日常で使う場面を考えてみると、そうそう機会がないことに気がつくはずです。
買い物をする時もレストランで食事をする時も、YESとNOさえ言えれば事足ります。

英語を使うかどうかは、結局自分次第なんです。

先にお話ししたように全く英語に触れなくとも生活できてしまうので、「結局英語伸びなかったな」と日本に帰ってきて後悔される方もいると聞きます。

そのため、個人的にはせっかくワーホリに行かれたからにはぜひ自分から英語に触れていただきたいなと思っています。

理由③ 行ったらどうにかなるし、行くこと自体に価値がある


「英語力」とはあまり関係のない話かもしれませんが、ワーホリを悩んでるならさっさと行ってしまった方がいいと私が勧める一番の理由です。

ワーホリで海外に行くということは、長期で日本を離れ異国の地に居住するということです。
そしてそれは、少なからず人生における考え方、価値観、人間力を変えてくれる経験となるからです。そのため、もしあなたがワーホリに行こうか悩んでいるのであれば、私は迷わずあなたの背中を押します。悩んでいる理由が英語力であれば尚更です。行ってしまえばどうとでもなります。

まず、「住む」という経験は「旅行」では得られない数々の経験を与えてくれます。
旅行では見えないその土地の悪い部分、文化への深い理解、日本との違いをまざまざと見せつけられます。

日本では当たり前のことがそうでなかったり、人々の考え方が全く違ったり、行政、制度、利便性、文化、経済、格差、人種問題、治安、食生活などの違いを五感で感じることができます。
これはなかなか文章では伝えることはできず、SNSで誰かの投稿を見たり、本を読んだり、テレビで見たりしただけでは頭で分かった気になっているだけで、現地で自分が経験したものには遠く及びません。
「百聞は一見に如かず」とはよく言ったものです。

例を挙げるとすれば、私はカナダのバンクーバーにおりましたが、ここは世界的に見ても治安が良いと言われているところですが、中心地からすぐの大通りの East Hastings Streetという地区は絶対に近づいてはいけないと言われているほどの場所で、日夜問わず薬物中毒者、ホームレスの溜まり場となっており、日本ではぜっっったいに考えられない光景が広がっています。
検索すると色々出てきます

私の職場がまあまあ近くでしたのでよく分かるのですが、そこらじゅう大麻やおしっこの匂いで、薬物で項垂れた人たちが徘徊していたり道端でバタバタ倒れて動かないという状態です。

どうでしょう、これでも世界的にはかなり安全な国とされているんです。

私はまずこの事実に衝撃を受け、いかに日本の平和が保たれているのか、日本に生まれ育った自分が世界的にみるといかに恵まれ生きていくのが楽だったのかということを思い知らされました。

他にも、私がワーホリで得た気づき、価値観の変化はあげたらキリがありません。

もちろん、物事の受け取り方は個人差がありますので、何を感じるのかはその人次第だと思います。

しかし、異国の地での経験は、きっとあなたの人生に大きなプラスの影響を与えると思っています。

さいごに

今回は、「ワーホリと英語力」についての考えをお話しさせていただきました。

ワーホリの渡航先としてよくあげられる国がカナダ、オーストラリア、ニュージーランドのため英語力を軸にお話しいたしましたが、今回の内容は英語圏以外でも共通すると思っています。
行けば話せるようになるし、普通に生きていく上でペラペラである必要はないです。

ワーホリでいける国は現在29カ国もあり、お隣の韓国、台湾からヨーロッパの様々な国までたくさんの選択肢がある状況です。

何カ国までという制限もなく、飽きたら数ヶ月で帰ってきても全然大丈夫なので、ちょっと行ってみて違ったらやめればいいやぐらいの気持ちで行ってしまっていいと思っています。

ワーホリという制度は偉大で、本来外国に居住したり労働したりするには大変めんどくさい手続きや審査、その国の語学力の試験などがあったりしますが、ワーホリは行こうと思ったら割と簡単に行けてしまいます。

ワーホリは31歳までの年齢期限のある制度ですが、それ以上の年齢の方もコープなど別の形で渡航できる方法もあります。

最後に、この記事がワーホリを考えていらっしゃる方にとって少しでも有意義なものになれたのなら幸いです。

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